インタビュー
INTERVIEW
ドレスコーディネーター
副部長・店長
2009年中途入社
人生と仕事。絶妙なタイミングが重なって今がある
もともと音楽の道に進みたいと、音大を卒業しました。が、実力さえあれば食べて行けるほど、音楽の世界は甘くありません。卒業後は、土日は結婚式場で演奏の仕事、平日は生活のために小児科医院で受付の仕事をしていました。それはそれでやりがいのある日々でしたが、土日は華やかで幸せなウエディングの世界・平日は病気の子どもたちやそのご両親…真逆の世界を行ったり来たりするのが辛い時期もありました。もともと音楽という華やかな世界が好きだったわけですし、幸せで溢れるブライダルの世界で働きたい、という気持ちを持つように。そんな思いと、自分自身が結婚して上京するタイミングが重なったこともあり、思い切って転職することにしました。
一度は不合格になった会社でどう活躍する?
とはいえ順調に転職できたわけではありませんでした。せっかく挑戦するなら、さまざまな文化や価値観が集まり・交錯する東京で、という思いもあり、あえて本社で応募したのですが、残念ながら書類選考で不合格。そこで、ブライダルプロデュース会社がやっている、短期間のブライダルスクールで勉強してから再挑戦して、やっと合格できました。仕事を始めた頃はいろいろと思い悩みました。ある程度の知識と経験を積めば、お客様に100%ご希望のドレスを提案できるようになるのは当然のこと。誰でもできるようになります。でも、目標の110%、120%の満足度にたどり着くにはどうしたらいいんだろう。一人ひとり違うお客様の、より高い満足度への道筋を探し当てる難しさと、仕事そのものの楽しさ。その葛藤の日々でした。
人が仕事をする意味と価値
AIが発達した今、人が人に商品を勧める意味や価値は、その「100%以上の満足度」にあると私は思っています。コーディネーターがお客様の魅力を見出し、本人の希望とは違うものを提案することもあります。もちろん、ご本人の希望が第一ですが、思っても見なかった一着と出会うことで、予想以上の満足度につながることもあります。「勧めてもらってよかった」と言ってもらえたら、それが最大の喜びです。今は店長職に加えてエリアマネージャーとして、東日本の、千葉から埼玉方面にかけての店舗を受け持っています。各エリアの動向を見ながら、店舗の魅力が適切に発揮できているか。お客様に選ばれるお店になっているかどうか。そこを整えていくのが私の仕事です。結婚式の仕事はとてもやりがいのある、楽しい仕事です。でも、楽しいと思えるようになるには、ある程度の時間もかかり、経験を積まないと実感できない部分もあります。スタッフには「楽しい仕事」ということを伝え続けながら、日々、みんなの仕事のレベルが上がっていくように、環境を整えてあげたい。それが目下の私のモチベーションの源です。
SCHEDULE
スケジュール
09:00
出社
お客様をお出迎えする為に、店舗の美化・清掃、朝礼を行います。
10:00
1件目のご案内(新規)
初めてご来店されたお客様のカウンセリング、衣装のご案内をいたします。 ご試着と挙式までのスケジュールの組み立てを行います。
12:00
2件目のご案内(タキシード)
ドレスに合わせてトータルコーディネートいたします。
13:00
休憩
14:00
デスクワーク
接客の事務処理や電話対応・メール対応・顧客管理を行います。
15:00
挙式の状況確認
本日挙式の進行状況を確認します。
16:00
3件目のご案内(小物選び)
ドレスを着て一番素敵に見えるベールやグローブ・ネックレス・イヤリングを一緒に選びます。
17:00
4件目のご案内(最終サイズ確認)
挙式が近づいてきたら最終のサイズチェックを行います。
18:00
挙式衣装の搬出
搬出した衣装に破れがないか等のチェックをし、クリーニングに出す準備をします。
18:30
挙式衣装の搬入
翌日の挙式衣装を会場へ搬入し、ご新郎ご新婦様のお部屋へセッティングします。
19:00
退社
CAREER
キャリア
2009年中途入社
音大を卒業後、休日は結婚式場での演奏を続けながら平日は小児科医院に勤務。結婚と上京を機に、ウエディング業界への転職を決意。
1年目
ドレスコーディネーターとして中途入社。MAISON de FOURSIS(表参道)に配属。
4年目
マネージャーに昇格。
7年目
1年間の休職を経て、本社に異動。同年、ドレスコーディネーターとしてMAISON de FOURSIS(表参道)に復帰。
8年目
シニアマネージャーに昇格。
9年目
BARN & FOREST148 by FOUR SIS & CO.(千葉)に異動。店長に就任。